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タイ−10 カオプーン洞穴編
第二次世界大戦博物館 を見て日本人としてややブルーな気持ちになったところで、観光列車の乗り場に行ったところ、なんと14時頃に営業を終了していた。
列車マニアとして痛恨である。
「後悔先に立たず」とはよく言ったもので、先に観光列車に乗ってから、第二次世界大戦博物館に行くべきであった。ますます落ち込んだ。
駐車場にでも戻ろうかと思ったところ、日焼けしたタイ人がタイ語で話し掛けてきた。こういうときに現地駐在員がいると心強い。何やらタイ語で二人が交渉しているので、脇で立っていたところ、そのタイ人はボートの呼び込みをしているとのことだった。ボートに乗ってカオプーン洞穴まで往復し、洞穴の観光時間を含めて1時間程度。まだバンコクに戻るのには早い時間だったので、ボートに乗ってみることにした。(値段は忘れました。たいした金額ではなかったはず。)
水面から見上げたクウェー川鉄橋
ボートの乗り場はクウェー川鉄橋の下である。ボートは客が二人前後に座り、船長(?)が一番後ろに座るという形式である。駐在員が僕に席を譲ってくれたので、僕が前の席に座った。商社マンらしい心遣いである。
ボートはクウェー川鉄橋を通り過ぎてから、猛然とスピードを上げた。時速何キロか想像もつかないが、水を切って走るのでかなりのスピード感である。日頃のストレスも吹っ飛ぶ爽快さだ。
ボート
クウェー川鉄橋からカオプーン洞穴の乗り場までは10分程度だ。そこからさらに徒歩で10分ほどで、カオプーン洞穴の入口である。
洞穴入口
洞穴の内部は意外に広い。地球の歩き方では内部は複雑に入り組んでいると書かれているが、そんな気はしなかった。細かい道に我々が気付かなかっただけだろうか?
途中、僕は岩に頭を打ち付けて、思わず悲鳴を上げた。タイの暑さ対策として、偶然帽子をかぶっていたのが幸いした。帽子をかぶっていなければ流血の惨事となっていたかもしれない。
内部 洞穴内の仏像
カオプーン洞穴の出口から乗り場の方に戻ると、クウェー川が一望できる。この眺めだけでも、ここに来る価値があるというものだ。
上流 下流
上の写真を撮った場所から下りていくと、ボートが待っている。
ボート 乗り場そばから撮った上流方面
帰りは、前の席を現地駐在員に譲った。これぞ謙譲の美徳というものだ。ボートは復路もかなりのハイスピードであった。我々の乗ったボートの船長はかなりのスピード狂らしく、左上の写真の白人団体さんが乗ったボートを追い抜いていった。
クウェー川鉄橋
クウェー川鉄橋の乗り場に戻ったのは16時ちょっと前だった。ここから車に乗り込んだところ、疲れていたためか二人とも爆睡。バンコクのレストランに入ったのは19時頃であった。
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