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イタリア41 コロンナ広場編
パンテオンを見てから次の目的地に向かって歩いていたところ、偶然 トレヴィの泉 に通りがかった。そのすぐそばにあったのがコロンナ広場である。ローマは遺跡が多過ぎるので、気を許すと見逃してしまう。
コロンナとは「円柱」という意味だそうで、その名の通り大きな円柱が立っている。マルクス・アウレリウス帝の記念柱だ。マルクス・アウレリウス帝は五賢帝の最後の一人として、161年に即位している。マルクス・アウレリウスは哲人皇帝として名高く、「自省録」という書物も遺しており、日本語版も出版されている。
記念柱は息子の皇帝コモドゥスによって193年に建てられたものだ。塩野七生の「ローマ人の物語」文庫版第30巻では、残念ながら芸術的価値も史的価値も低いと評価されている。
マルクス・アウレリウス円柱
円柱の上に建つのはパウロである。パウロが設置されたのは1589年だ。
パウロ
コロンナ広場で円柱のそばに建っているのがキージ宮だ。キージ宮は1562年に着工し、1580年に完成している。1659年にキージ家の所有になっている。 ウフィツィ美術館 の完成と同じ年だ。現在は首相官邸である。
キージ宮
キージ宮の脇には、モンテチトーリオ宮がある。国会議事堂だ。ベルニーニの設計である。
モンテチトーリオ宮
モンテチトーリオ宮の前にはオベリスクが建っている。
オベリスク
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