このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

マカオ−8 セント・ポール天主堂編

 セナド広場から聖ドミニコ教会を通り過ぎて、草地街を歩いていくと、マカオの代名詞ともいえるセント・ポール天主堂である。天主堂の前のイエズス会記念広場も世界遺産になっている。

10.イエズス会記念広場

 セント・ポール天主堂は1582年に聖アントニオ教会の付属礼拝堂として建てられたが1601年に焼失。イエズス会の手で、1602年から再建が開始され、1640年ごろに完成した。この天主堂の建設には、江戸幕府のキリシタン迫害を逃れた日本人教徒も加わっているという。
 1835年に火災に遭い、正面のファサード以外が焼失してしまった。焼け残ったファサードだけが撤去されずに現存しているのが不思議である。ファサードを取り壊すか、ファサードに合わせて教会を建て直すか、のどちらかではないかと思うのだが。ただ、取り壊すのには惜しい美しさと迫力だ。きっと壮麗かつ荘厳な教会だったに違いない。

11.セント・ポール天主堂アップ

 下の写真は、階段の上から、天主堂の下から撮ったものだ。 グランド・リスボア は遠くからも目に入る。やはりランドマークと呼ぶにふさわしい。

階段の上から

 ファサードの写真を見て、こう思った人がいるに違いない。ファサードの側面や裏面はどうなっているのだろうかと。その興味にお応えすべく撮ったのが、下の写真だ。当たり前だけど、裏面は装飾性がない。

側面裏面

 上の写真を見ればわかると思うが、ここで雨が降り出し、世界遺産で雨宿りを余儀なくされた。



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