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インドネシア−1 ファタヒラ広場編
2011年と2012年、インドネシアに出張する機会を得た。
インドネシアといえば、なんといってもバリが観光客の人気を集めている。地球の歩き方を見ても、圧倒的にバリのページの方が多い。しかし、バリに出張があるはずもなく、僕が行ったのは首都ジャカルタである。
ジャカルタは赤道より南に位置する。赤道を超えるのは 南アフリカ 以来、10年ぶりだ。
2012年6月16日(土)。出張が長引いて、初めてジャカルタで週末を過ごすことになった。午後から、現地駐在員と車で市内観光をすることになった。スーツしか持っていかなかったため、休日を過ごすために、ホテルのそばのショッピングモールで、Tシャツ、短パン、サンダルを買った。予期せぬ出費である。
ジャカルタはとにかく渋滞がひどい。片側2車線や有料道路もあるのだけれど、車がそれ以上に多いというべきか。また、電力不足のためとのことだが、信号も少なめである。
この日も案の定渋滞にはまり、ホテルから10kmほどのファタヒラ広場まで1時間半ほどかかった。冷房の効いた自動車の中にいたとはいえ、ジャカルタの強烈な陽射しを受けて喉が渇いた。まず、1805年に建てられたというカフェ・バタヴィア(Cafe Batavia)でアイスコーヒーを飲んだ。ちなみにバタヴィアはジャカルタの旧称で、オランダ統治時代のものだ。
カフェ・バタヴィア 内部
カフェ・バタヴィアが面している広場をファタヒラ広場という。この広場は東インド会社時代の建築物に囲まれている。オレンジ色の屋根は、ジャカルタ歴史博物館だ。
ファタヒラ広場(南側) ファタヒラ広場(西側)
この日は、とにかく暑かった。博物館の中に入る気力も起きず、涼しいショッピングモールで駐在員の買い物に付き合って、早い時間から飲み始めて土曜日が終わった。
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