このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Travel Maker  香川県

目次
トップページ
日記
都道府県別レポート
実録!スキー場レポート
制作環境
ベストピクチャー
管理人紹介ページ



香川県は現在日本の中で最も面積の狭い県です。
「現在」と言った理由としては、以前は大阪府が一番狭かった為で、大阪府はその後の埋め立て等によって徐々に面積が拡大していき、
その結果香川県は晴れて?日本一小さな県になりました。

香川県は1980年代に瀬戸大橋が完成して本州との行き来がだいぶ楽になりました。
以前はフェリーで渡るしか交通手段がありませんでしたが鉄道も車もこれで気軽に四国へ渡れるようになりました。
香川県と言えばさぬきうどんが有名ですが「さぬき」というのは香川県の旧地名です。

本州から香川県に直接渡る方法は瀬戸大橋を使うしかない。
この橋のおかげで香川県に及ぼす経済的な影響は多く、岡山県との密接な関係を築くきっかけともなりました。

こちらが瀬戸大橋。ここは途中のパーキングエリアから撮影したものですが、鉄道用(下)と車道用(上)に分かれているのがよく分かります。
ちなみに右の写真は吊り橋部分に使われているワイヤーの断面です。近くで見るとやたら巨大ですが遠くから見ると細いワイヤーに見えるから不思議である。


この道の駅「とよはま」には足湯がある。長旅で疲れた足にはちょうどいい。
もちろん無料ですのでこのように空いていればすぐに入ることができる(タオルをちゃんと持ってきてないと靴がはけないので注意)


香川県は県の人口を全て足しても人口百万人にも満たない。大阪や神戸に比較的近い立地にもかかわらずあまり活気が無いように見える。
いろんな事情があると思うが、私が予想するにこの地は極端に雨が少ないことに起因しているのではないかと思われる。
もともと瀬戸内海エリアは降雨量が少なく、対岸の岡山県に至っては晴天率が日本一を誇る。
そしてこの香川県は山が少なく県内最高峰の山でも1000メートルちょっとしかない。河川も30〜40キロくらいの短い川が何本かあるだけで昔から水不足に悩まされてきた歴史もある。今では10000カ所以上もの「ため池」が県内に点在し、貴重な農業用水としての役割を担っているが、おそらく水道代は高いと思われる。



讃岐(さぬき)の國と聞くと誰しも讃岐うどんを連想すると思う。
そんな讃岐うどんの名店の中から3店紹介しようと思う。下記3店は私が満を持してここで紹介させていただく。


ここは「まるや」という有名な店であり、GAJIROも来てみたかったという名店。
開店時間の朝7:30に店に行ってみるとまだ開いていない。
でも中で仕込みをしているオヤジさんがいたので声をかけてみると入っていいとのこと。

基本的にこのあたりの讃岐うどんのお店はほぼすべてがセルフとなっている。
麺を出してもらって汁(ダシ)やネギなどの付け合わせは自分で好きなように盛り付ける。
うどんは麺が命であり、地域によって「麺のコシ」が異なる。讃岐地方のうどんはコシ=硬さ・歯ごたえが固めであることが特徴である。
それ以外にも小麦粉の捏ね方や水の配分などで微妙に味が異なるので店主の麺の作り方がそのまま味を左右するシビアな世界なのである。

いろいろと食べ歩いてきましたが、讃岐うどんの中で個人的にはこの店のうどんが一番おいしかった。ただのうどんと馬鹿にしてはならない。
駅の立ち食いの店や和食系ファミレスのうどん、スーパーで売っている1袋40円くらいのうどんから冷凍のうどんなど私はいろいろなうどんを普段から食べているが、ここのうどんは一口食べただけで全然違うのである。
どこがどう違うのかと問われれば私はうまく表現する言葉を持たない。
味覚を言葉で表現するのには限界があり、一番いいのは「食べればわかる」である。
ちなみに私の食べたぶっかけ冷やしは230円。


お次は「がもううどん」へと向かった。

じつはこちらの方がネットでの投票的には人気店なわけですが、先ほど紹介した「まるや」の衝撃的な味にはかなわない。
しかし8時半の開店時間に行ってこの行列である。
うどんで行列といってもあまりピンとこないかもしれないが、このあたりではこのようなうどん店がひしめいており、近隣のマクドナルドが閉店になるなど、県民のうどん愛が伝わってくる。


かき揚げ入りの2玉(大盛り)を頼んだが少々量が多かった。
確かに味はいいが、これだけの人数を捌く為に一つの釜でまとめて茹でているようで、あまり丁寧に作られている感じはしなかった。
ゴールデンウィークで特殊だからかもしれないが茹で時間は結構適当だと思う。

3店目
まだお昼の12時くらいだったがこの日3杯目のうどんです。
国道319号線の琴平駅近くにマルナカというスーパーがあるが、そこに併設されている食堂に売っている。
ここも讃岐うどんを販売する店の1つであるが、何といっても大人気なのはカレーうどんなのだ。
カレーうどんは普段全く食べることはないが、それだけ有名なものであれば一度食べてみようということで食べてみた。するとどうだろう。うどん自体は普通であるが、カレーの方がめちゃくちゃウマイ!なんだろうこのカレールーは?ただ味を濃くして誤魔化しているカレーなどではなく味に深みがある。レトルトカレーとは全然違う。



金比羅山

お次は琴平駅にやってきました。駅名の「JR琴平駅」の看板がパチンコ屋さんみたいである。


そして琴平に来たのであれば必ず寄っておきたい金毘羅山(こんぴらさん)。というのは別称で実際は金刀比羅宮(ことひらぐう)と言う。
長い長い参道には両側にお土産屋さんが犇めき合い、さながら江の島や鎌倉の鶴岡八幡宮に似ている。
その石段は本宮までは785段もあり、奥社までのぼると1300段を越える。今回は時間的な都合もあり本宮まで登ってきました。


中腹まで登るとこんな感じの雰囲気に変わります。お土産屋さんは消えて露店商が多くなります。
かなり混雑しており、修学旅行風の中学生もたくさんいた。でもゴールデンウィークに修学旅行って時期的に変ですね・・・・


あまり神社と関係なさそうなオブジェも見られたがいよいよ終盤へ・・・・


実はここに来た時私はカメラを忘れました・・・金毘羅宮での写真は今回GAJIRO氏のデジタル1眼で撮影したものを使わせてもらってます。


ようやく本宮まで来ました。天気はイマイチでしたがなかなかの写真が撮れたと思う。今回全体的に中国四国地方は視界の効かない霧がかった天気が多かった。関東ではあまり見られないがこれは黄砂なのだろうか?


本宮も人でごった返していた。
我々はここでも恒例の御神籤を引いた。結果は・・・もう忘れました。


このソフトバンクのお父さん犬のような犬は実は金刀比羅宮参拝の歴史に深くかかわる存在である。
江戸時代中期頃から、庶民は一生に一度金刀比羅宮に参拝するということが習わしのようになっており、中には諸事情により参拝の出来ない庶民も多かったという。そこで犬に自らの代役を務めさせたことが始まりでこのように犬が祀られるようになったんだとか。


ちなみにこの駕籠に乗って参拝することが出来るが登りだけでも5300円、往復だと6800円もかかる。
実際に右の写真のように駕籠で参拝する人も何人かいたが、我々には必要ない。


左の写真は金刀比羅宮参拝に一番近い駐車場です。ですがここに停めなくてよかったと思う。
御覧の通り内部の車はなかなか出ることができず、目の前の道をたくさんの人が通るので車の出し入れが容易ではない。


ここは豊稔池石橋アーチダム。香川県の観音寺市の観光スポットだ。
このダムは現存する日本最古の石積式マルチプルアーチダムで、当然のように国の重要文化財に指定されていた。


ここの魅力はこのダムの堰堤部分にある。サイフォン式の洪水吐を採用したダム創成期としては斬新なアイデアを採用している。

なんと大正15年着工というのであるから驚きだ。



ド迫力の堤直下から上を見て撮影した一枚。堤高は30.4メートルで、 富山県 の黒部ダムには遠く及ばないが時代を考えればこれでも十分である。
真下に立つと垂直どころか下からの角度は110度くらいあるのが分かる。
それでは最後に無圧縮の写真を!

ヨーロッパの古城を思わせる大迫力の一枚。ここはたくさん写真を撮ったので1時間くらいいたと思う。



県南部や県西部、小豆島は過疎化が進んでおり、水不足も手伝って第1次産業もままならない状態にあります。
観光資源で外貨を稼ぐ道も残されてはいるが、現状の香川県はなかなか観光客を集める策に乏しく、関西圏から比較的近いにも関わらずうどん以外の魅力を伝えられないでいる(ような気がする)

今後は香川県の魅力をもっとたくさん発見し、さぬきうどんだけ食べてスルーしてしまうことのないように「開拓」して行きたいと思います。

TOPへ戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください