このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

Travel Maker     全国温泉周遊記

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島根県美郷町 千原温泉
公式ホームページ:http://www.chihara-onsen.jp/

施設データ
住所〒699-4711 島根県美郷町千原1070 TEL/FAX0855-76-0334
風呂:内湯男女各1 料金:500円 営業時間:8:00〜18:00(冬季は17時迄)
定休日:木曜日(祝日は営業)・年末年始 駐車場:8台(実際は4〜5台か?)

温泉データ
泉質:含二酸化炭素 ナトリウム 塩化物 炭酸水素塩泉
湯温:34.5度 成分総計:11.54g/kg 湯量(毎分):80リットル
性状:淡黄褐色 清掃周期:月1回 源泉までの距離:浴槽直下 
源泉所在:自家源泉 加水なし 加温なし 完全かけ流し

個人的評価(10点満点)
秘湯度:8 珍しさ:9 アクセス:3 サービス:5 満足度:9 総合:7



まず、ここに辿り着くまでは結構迷い易い。ので注意が必要です。
段々と狭くなってきた道からさらにありえないほど狭い道に入っていきます(写真中央)
すると右の写真にあるように民家の前で半行き止まりのようになっている。実はこここそが千原温泉なのだ。



左の写真は私が通ってきた道ですが、見ての通り車一台が通れるほどの幅しかなく、すれ違いは不可能(待避所も無い)
ガードレールもなく誤って川に落ちてしまう車もいるかもしれない。運転に自信のない方はちょっと厳しいかも。
一応電車で来ることもできますが、JR三江線の沢谷駅から歩いて1時間くらいかかります。

それでもこの千原温泉は常連客が多く、昔から湯治客によって大事に守られてきました。
昔はおばあちゃんがこの温泉を仕切っていたようで、一般のお客さんよりも湯治のお客さんを優先させていたという。
もしかするとあまりメディアなどで取り上げられて有名になるのは望んでいなかったのかもしれません。
現在は公式ホームページもあり、一般客の誘致に関しても前向きになっているようです。

古民家風の建物は風情が感じられ、、浴室・浴槽も基本的にはほとんど木造となっている。
場所が場所だけにかなりの秘境感を味わうこともできるので近くに来た方は是非立ち寄っていただきたい。

この温泉の最大の特徴として
浴槽のお湯の温度が34.5度となっている点が挙げられる。
なかなかこの湯温は他にないような気がします。そして入ってみると確かに少し寒いくらいに感じます。
しかしそこは炭酸泉。長時間入浴をすることにより次第に体の方から温まっていくのがわかります。
実際この千原温泉では30分〜1時間くらいお湯に浸かっているのが普通のようです。



上の看板にも書いてありますがもう一つこの温泉の特徴として、源泉が足元にあって地面からお湯が湧いてくるという点がある。浴槽が源泉の真上にあるのです。
そうゆうわけなので入浴中にフツフツと下から泡のようなものが湧いてくるのを見ることができます。
源泉の岩盤の上に板が敷いてあるのがそのまま浴槽です。どうやって掃除してるんでしょうか?

あと、寒くなると湯冷め防止のための五右衛門風呂が利用できるようになります。
1箇所を男女で使うため時間で区切られてますが、ぬるいお湯に浸かったあとだとちょっと熱く感じます。

浴槽は一度に5人ほどしか入れませんので混雑時は待つことになると思います。
私は開店と同時に入りましたが既に我々を入れて4人でした。駐車場の問題もあるのでここに来るなら朝一番がいいと思います。






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