このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


Travel Maker     全国温泉周遊記

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青森県南津軽郡碇ヶ関村 湯の沢温泉郷  秋元温泉
公式ホームページ: なし


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施設データ
住所 青森県南津軽郡碇ヶ関村湯の沢 TEL:0172-45-2137
風呂:内湯男女各1 内湯混浴1 営業時間:8:00〜21:00 料金:300円 
定休日:後述 駐車場:近くに無料駐車場多数有り

温泉データ
泉質:
含硫黄-ナトリウム-塩化物泉[硫化水素型](低張性弱酸性高温泉) 
泉温:47.3℃ 成分総計:6063mg/kg
湯量(毎分):90リットル 性状:緑色・苦渋塩味 pH5.75 清掃周期:ー 
源泉までの距離:敷地内 源泉所在:自家源泉 
加温なし 加水なし 完全かけ流し

個人的評価(10点満点)
秘湯度:7 珍しさ:7 アクセス:6 サービス:4 満足度:6 総合:6

湯の沢温泉郷「秋元温泉」は2012/9/30にて閉館しました。


これに伴い、湯の沢温泉郷の全ての温泉施設が廃業となり、


津軽藩が銀山採掘の際に掘り当てたという400年の歴史が幕を下ろします。



ここは東北道碇ヶ関インターを降りて少し南下したところにある温泉です。青森県と秋田県の県境付近にありますがここはギリギリ青森県になります。
この辺一帯は湯の沢温泉郷ですが他の建物はみんな閉鎖されており営業しているのは現在(※)はこの秋元温泉だけのようです。

驚いたのはこの温泉の大浴場です。
男女別に別れた脱衣所が見えると思うが、実際にはこの脱衣所から先はつながっており、男女混浴となっている。

事前にそのことは知らず、入ってみるとお婆さんが二人先に入っていてかなり焦った。一度戻って男湯であることを確認しに行ったくらいです。
このお婆さんによると「そうゆうもの」であるらしい。
この時は家族や親戚、総勢9名での訪湯となっていたため、それぞれが驚嘆の声を上げていた。自分は全然構わないが女性たちはどう思ったことだろう・・・・

大浴場は男女混浴でしたが小浴場のほうは男女別となっております。この温泉はかなりマイナーなほうなので設備やサービスには期待してはいけません。
それでも受付の人の対応も良かったしなんだかゆっくりした時間を過ごすことができて癒されました。


玄関(ロビー)の部分はかなり広くなっていて、普段狭い家で遊んでいる子供たちは大喜び。ここぞとばかりにはしゃぎ回ります。

←3重肩車の図
ハナ坊と姪っ子を乗せて何キロだろう?まだ行けそうな気がする。



そして帰りに驚いたのがコレ。
駐車場のアスファルトの下から温泉が湧いている光景。これは珍百景候補でもいいかもしれない。おそるおそる手を突っ込んでみるとほのかに暖かい。
舗装してあるアスファルトの下から突き破って噴出する姿はかなり珍しいと思う。

そんな秋元温泉ですがもう訪れることもできません。
強烈な塩辛味とアンモニア臭漂う緑色のお湯という個性を持ち、最奥にある日帰り温泉ということで秘境度が高かったのに非常に残念です。
建物もまだまだ使えそうだし、泉質に問題があったわけでもなく、どうやら後継者がいないことによる廃業だそうです。
訪れた際はこのようなことになるとは知りませんでしたが、親切な対応をしてくださったおばあちゃんに感謝の意を捧げたい。


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