このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
写真はカンタブリア山脈のコバドンガ ◇アンダルシア地方各県ごとのご案内は 下欄よりアクセス ◇ |
アストゥリア地方の概説 |
[地名由来] アストゥリアとはバスク語で「忘れられた地」の意。他説ではトロヤからの帰還の途中、この地に殖民したギリシアのキャプテン"Astur"に由来しているとのこと。また、ここで数年休息した、ケルト族ゴール人の軍隊名"Astiros"が由来との説もあります。 [面積] 10,565k㎡( スペイン全面積の約 2.1% ) [人口] 約111万人( スペイン全人口の約 2.8% ) {地理・気候] カンタブリア地方とともに、「緑のスペイン」「海のスイス」という愛称で呼ばれています。カンタブリア山脈、特にピコス・デ・エウロパ(ヨーロッパ連峰 最高峰2648m)がわずか30kmの距離で海に近接、高さの割に実感する高低差が大きく急峻で巨大に感じられます。アストゥリア地方の平野は海岸と山脈にはさまれ、東西に広がる複雑な帯状地帯をなし、海岸線はリアス式で断崖が入り江に迫っています。気候はガリシア地方と同様、メキシコ暖流の影響を強く受け温暖で多雨。観光客にとっては年間を通してすごしやすい気温ですが、夏以外は雨の多いのが難点です。 [歴史・文化] アストゥリア地方はスペイン王国発祥の地。正式地方名であるPRINCIPADO DE ASTURIASは王子領アストゥリア の意味で、8世紀、南のアフリカから怒涛のごとく侵攻してきたイスラム軍を、北の縁で防御柵のようにそびえるカンタブリア山脈のこの地で食い止めたことを記念したもの。西暦722年頃、コバドンガの戦い(カンタブリア山脈)に勝利した落ち武者集団の旧西ゴート王朝貴族がここで体制を立て直し、失われた国土を徐々に南方へと奪回していくことになります。(この動きは国土回復運動と呼ばれ、700年以上にわたりスペイン王国建設の上で重要な大運動として展開していきます。 [観光のポイント] アストゥリア地方の楽しみは、歴史的背景をもとにしたオビエド(世界遺産登録)、カンガス・デ・オニス、バルデディオス(左写真)などの建築・町並みに加え、カンタブリア山脈(コバドンガ国立公園=上写真)のハイキング、リアス式海岸(コスタ・ベルデのクディレロ、リバデセーリャ・・などの漁港)でのドライブ、グルメなどで、緑豊かなもうひとつのスペインが楽しめます。 |
アストゥリア地方の古都と小さな町をご紹介下図をクリック、アストゥリア地方それぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます。 |
アストゥリア地方
☆☆ オビエド アストゥリア州都、世界遺産に登録。 ☆ ヒホン ベルデ海岸の港町、商工業と旧市街が好バランス。 ☆ ルアルカ ベルデ海岸の港町。海岸ドライブ途中の食事と散策に好適。 ☆☆ フィト展望台 カンタブリア山脈展望は圧巻。 アビレス ベルデ海岸の工業都市。 ☆ リバデセーリャ ベルデ海岸の美しい港町。 リャネス カンタブリア州との境界、ベルデ海岸の港町。 クディレロ ベルデ海岸の港町。 |
アストゥリア地方 シニアが味わうスペイン旅行 |
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