写真はアビラの市壁、ほぼ完全な状態が残されています。
◇カスティーリャ地方各県ごとのご案内は
下欄からアクセス
◇
|
カスティーリャ地方の概説 |
「地名の由来」
城のことをスペイン語で "Castillo"(カスティーリョ)と言い、カスティーリャとはこのカスティーリョが多数存在する地という意味。長年にわたるイスラム教王国との戦いで多くの城砦が建造され、大平原に散在する岩山や台地に現在でもパラドール、博物館、廃墟として多数残されています。
「面積」 94,147 k㎡ス (18.6%/ペイン全土505,000k㎡)
「人口」 約 254万人 ( 約 7% /スペイン全土約3,624万人)
※面積・人口の数値はミシェラン・グリーンガイドを参照
「地理・気候」
スペイン17州のうち最大面積を占めるカスティーリャ地方、イベリア半島の約7割を覆うメセタ大高原上に位置しています。メセタの北半分を占め、中央のマドリッド、南のラ・マンチャと並び、古きよき時代のスペインをうかがわせる地方です。メセタとはスペイン語でテーブルを意味する「メサmesa 」から派生した地名で、古生代の山脈が風化してテーブル状になった高原です。所々に風化を免れた堅い岩盤の岩山が散在し、この上に城砦が築かれています。カスティーリャ地方の高原周辺には新旧の山脈が複雑に入り混じってこの地方を取り囲んでいるため、大西洋・地中海からの海風の影響が遮断され、大陸性の気候となっています。夏は酷暑、冬は厳寒ですが、空気は澄みきり爽快で、独特の景観とともに、この地方特有の気候を生み出し多くの詩人や画家を育む母体となっています。
「歴史・文化」
スペインの歴史で最も大掛かりで重要な出来事である国土再征服運動前半の主舞台となったカスティーリャ地方。7百年以上に及ぶ長期間の争いの中で、数々の栄光・英雄が生まれ、その代表格が中世武勲詩で知られる「エル・シド」です。チャールトン・へストン主演のハリウッド映画でも扱われました。観光客にとってのスペインらしさは、アンダルシアに集中して感じられることが多いのですが、アカデミックなスペイン人の多くははこのカスティーリャ地方を心の故郷と捉えることが多いようです。このカスティーリャ地方の北部はサンティアゴ巡礼路にあたり、多くの巡礼宿場町、ロマネスク教会が散在しています。
「観光ポイント」
カスティーリャ地方は全8県からなり、それぞれの首都が観光地として人気があります。中でもブルゴス、レオン、セゴビア、アビラは世界的に有名。規模の大小を問わず、町全体が中世の佇まいを残すところが多く、静かにこころからくつろげる場所が多いカスティーリャ地方です。特にお城や修道院を改築したパラドールでの宿泊は建築と自然が調和した、日本とはまったく異なる世界を楽しませてくれ、旅の醍醐味を味あわせてくれます。
|
カスティーリャ・イ・レオン地方の古都や小さな町をご紹介〜各県ごとの概説からそれぞれの古都や小さな街へアクセス出来ます〜 |
☆☆レオン県
ステンド・グラス大聖堂のレオンが県都、サンティアゴ巡礼コースにあたり、魅力的な宿場町が連なります。
☆☆レオン
☆アストルガ
☆ポンフェラーダ
☆ビリャフランカ
☆サモーラ県
ポルトガルとの国境を接する農業県、県都サモーラにはパラドールあり。
☆サモーラ
トロ
☆バリャドリッド県
純粋なスペイン語、カスティリャーの話される県、県都バリャドリッドは歴史的由緒のある高原都市です。
☆バリャドリッド
☆トルデシーリャ
☆ペニャフィエル
☆☆サラマンカ県
中世大学の小都市、マヨール広場はスペインで最も美しい広場と言われています。
☆☆サラマンカ
☆パレンシア県
ロマネスク教会の傑作が保存されるフロミスタがあります。
☆バレンシア
☆フロミスタ
アギラル・デ・カンポ
セルベラ
☆☆ブルゴス県
世界遺産大聖堂のブルゴス、グレゴリア聖歌とロマネスク中庭回廊で知られるサント・ドミンゴ・デ・シロス他、美しい街や村が散在。
☆☆☆ブルゴス
☆☆サント・ドミンゴ・デ・シロス
☆レルマ
☆ぺニャランダ・デ・ドゥエロ
キンタニーリャ・デ・ラス・ビーニャ
アランダ・デ・ドゥエロ
☆ソリア県
大川ドゥエロの上流域、詩的風景が楽しめます。
☆ソリア
メディナセリ
☆☆☆セゴビア県
ローマ水道橋と白雪姫の城でしられるセゴビアが県都。
☆☆☆セゴビア
☆コカ
☆ラ・グランハ
☆☆ぺドラサ
☆☆アビラ県
市壁(城壁)の高原都市・アビラが県都。
☆☆アビラ
|
シニアが味わうスペインの旅
シニアのためのスペイン旅行計画
スペインの都市と観光スポット
スペインの地方
スペインの自然と文化
|