このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

シニアのためのマドリッド地方

マドリッド地方北部ではグアダラマとグレドス山脈、
南部ではタホ川が、エル・エスコリアル修道院やアランフェスの離宮を華麗に演出しています。

大都市マドリッド周辺は歴史遺産と自然に恵まれた観光地帯です。

マドリッド地方、エル・エスコリアル

写真はフィリプ二世が修道院を建造させた町、エル・エスコリアル。

◇マドリッド地方の各観光地のごとの案内は 下欄よりアクセス

マドリッド地方の概説


マドリッド地方略図[地名由来]
 マドリッドの地名は9世紀後半、マンサナレス川沿いの丘にあった小さな要塞が"Majrit"と呼ばれていたことに由来。アラビア語で"majra"は川床という意味があり、要塞は丘から川床へと下っていく場所に建造され、マンサナレス川からの生活用水を確保していたそうです。現在の王宮の場所がここにあたります。
[面積] 7,995k㎡(スペイン全土の1.6%)
[人口] 468万人(スペイン全土の11.7%)

[地理・気候] 
 イベリア半島のほぼ中央、メセタ高原の中央に位置し、北西のグアダラマ山脈のすそ野からラ・マンチャの大高原へと広がるマドリッド地方です。花崗岩質の山塊が風化し丘陵となっている地帯では牧畜が、平原の開墾地では小麦栽培、オリーブなどが栽培されています。近年はこの山麓丘陵にチャレット(1軒家)、アドサド(タウンハウス)とよばる郊外住宅が増えつづけ、大都市マドリッドの喧騒から逃避して住み着くマドリレーニョ(マドリッド市民)が増えています。気候は大陸性で夏は乾燥し酷暑、冬は底冷えがします。但し、年間を通して大半の日は好天で、春・秋は勿論のこと、冬の小春日和の午後、初夏の朝方は非常に心地よく過ごせます。

[歴史・文化] 
 16世紀、スペイン統一王国の首都がトレドからマドリッドに移転。王国絶頂期のハプスブルグ王朝時代にマドリッド市の骨格が形成され、エル・エスコリアル宮殿やマドリッド市街中心部市役所の建物はこの時代に建築されたものです。ハプスブルぐを引き継いだブルボン王朝がマドリッド市域を拡張、王宮、現在のプラド美術館、シベレス広場、郊外のアランフェスには離宮などを次々に建造し、現在のマドリッド市街地の原型を固めています。

マドリッド地方、グレドス山脈山麓[観光のポイント] 
 首都であり州都のマドリッドでは、ブルボン王朝時代の王宮、プラド美術館が多くの観光客を集めます。北部郊外のエル・エスコリアル修道院は、グアダラマ山麓と調和したその姿が美しく、マドリッドの芸術家たちのお気に入り場所として親しまれています。南部郊外のアランフェス離宮はブルボン王朝期のもので、タホ川が蛇行する場所に広大な庭園ともに建造されており、マドリッド市民の憩いの場所となっています。南東部のチンチョン村も魅力的、小さなマヨール広場では、現在でも昔ながらの祝祭に利用されています。修道院改築のパラドールもあり、ドライブがてらの昼食が楽しめます。

マドリッド地方の古都と小さな町をご紹介

〜マドリッド地方の古都や小さな街へアクセス出来ます〜   
マドリッド地方

☆☆☆ マドリッド  
スペインの首都。

☆☆ エル・エスコリアル  
グレドス山麓に静かにたたずむフェリペ二世の修道院兼王宮のある町。

☆ チンチョン  
アニス酒と素朴なマヨール広場で知られます。

☆ アランフェス  
タホ川がもたらすオアシス、離宮と庭園の町。
マドリッド 2006年12月8日の天気予報  晴れ時々曇り、小雨 最高11度 / 最低7度
シニアが味わうスペイン旅行

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