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走破記
先週、オニコウベ に行ったばかりだというのに、今週はまた大阪から山形の天元台ケーブルへ来ている。週末に入って急遽ここへ来ることにしたので、時刻表も調べておらず、この土日でのもうひとつの目的地(蔵王苅田岳リフト)には行けなくなる事が確定している。
そういうことならとここの山麓駅にある白布温泉に宿を取る。旅館は○○別館という名前の旅館である。不思議なことに本館は存在しないという。詳しく聞いてみるとなんでも去年だかに火事で焼けたという、普通ならこれで終わる話だが、この日は日が悪すぎる。なんと前日歌舞伎町で雑居ビルが燃えた日の翌日である(しかも、前日の筆者は歌舞伎町を俳諧しており、あの火災現場に程近いカプセルホテルに泊まる気でいた。夕方になって気が変わったので、あの火災を目の当たりにしなかったのである。その日の筆者がルーズソックスの誘惑に負けなかった保証はどこにもないのである。だいぶん話が逸れた)。よっぽど宿を替えてもらおうかとも思ったが、旅館は立派な所で大きな満足を得て生還?する。
ロープウェイは宿からさらに歩いて30分程山を登った所にあり、そこは路線バスの終点でもある。こんな夏場の山形のスキー場にはだれもいないかと思ったがさにあらずで、結構多くの登山客がおりロープウェイは臨時便を頻発していた。ロープウェイの山頂駅からはスキー場のリフトが夏山リフトとして運転されていた。それならばと、運転されている3本登山リフトを全部走破する。そしてその先に有る小さな展望台に到着。
本当なら登山客に混じって登山するべきところだが、残念な事に今日はなぜか革靴で来ている。程よく折り返して、先週に引き続いて仙台空港から大阪伊丹空港へ帰阪する。今月のクレジットカードの請求書は恐怖である。
(併せて走破したリフト)
しらかばロマンス、しゃくなげロマンス、つがもりロマンス
全て単線固定循環式
ロープトゥ は運休
天元台ケーブルからさらに上へ登る登山リフト、3本乗り継つぐがそれでもまだ山頂ではない所がすごい、山頂展望台はそこからさらに30分山道を登った先にある。
筆者はこの日、出張の帰り道なので革靴で来ており、靴がだめになりそうなので30分の登山は残念だが遠慮させてもらうことにした。リフトの終点からすぐにある、ちいさーい展望台で事を済ませるが、それでも充分で米沢市街と意外と広い山形平野をはるか遠くまで望む事が出来た。おまけにここの下りのリフトはなかなかの良い景色で充分満足であった。
’09年03月に再訪しました。詳細は こちら 。
(’01年09月02日取材)
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