このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

石田波郷



『江東歳時記』を歩く

西小松川2丁目で

土くれに下りて影もつ春の蝶

 JR総武線新小岩から平和橋通りを行くと、「江戸高前」で小松川境川親水公園と交差する。


小松川境川親水公園が1984年に完成するまでは小松川が流れていた。

小松川の西が西小松川。

現在西小松川町はあるが、西小松川2丁目はない。

 西小松川2丁目は昭和41年3月1日より松島2丁目の一部、松島3丁目・4丁目、中央4丁目の一部となる。

松島2丁目に松江二中がある。


松江二中は昭和22年4月1日開校。

 松江二中の教師星野麦丘人君は私の歳時記散歩の好伴侶だ。2人で小松川の花畑や苗畑の間を歩いていると花畑に立っている小山圭造君に出会った。腰に三角帯、手に昆虫網。そばの小川を紋白蝶が逆光にうかんで行く。

紋白蝶


星野麦丘人(ばくきゅうじん)は本名重蔵。東京に生まれる。

 昭和21年(1946年)、 『鶴』 入会、石田波郷(1913−1969)、石塚友二に師事。

 昭和22年の松江二中開校から昭和35年まで国語の先生をしていた。

 昭和61年(1986年)波郷、友二のあとを継いで『鶴』主宰となる。

調布市の 深大寺 に石田波郷と星野麥丘人の師弟句碑がある。

「あれは成虫で越冬したんです。羽がいたんでいるでしょう」

という小山君は星野先生の教え子の3年生である。採集した蝶の標本を見せてくれるというので、すぐそこに見える小山君の家に寄る。

土くれに下りて影もつ春の蝶

『江東歳時記』(西小松川2丁目で)

石田波郷が西小松川2丁目を訪れたのは昭和32年の春。

当時の中学3年生は60歳を過ぎている。

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