このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

『五足の靴』 (五人づれ著)


JR唐津駅下車。

唐津駅前に「五足の靴文学碑」があった。


はためき
木下杢太郎
「はためくは何ぞ。」
「あな、おぞ、渡海船
今し出づとて帆捲くなり。
唐津の殿の
いとわかきあえかの娘の
髪に塗る伽羅(きやら)を買ふべく。」

 明治40年8月4日、 与謝野寛 (鉄幹)は 北原白秋 、木下杢太郎、吉井勇、平野万里らの若き詩人たちを連れて唐津にやってきた。 近松寺 で文芸同好会に出席し、 鏡山 に登り万葉の世界に浸った後、刀町の「中住屋」で懇親会に参加、唐津駅前の旅館「博多屋」に宿泊した。翌朝は呼子、名護屋に向けて出発した。

 この九州西部を巡る「五足の靴」と呼ばれる旅は、近代文学史上に残る旅と言われている。

 明治31年(1898年)12月1日、唐津興業鉄道開通、唐津駅開業。

 明治40年(1907年)7月1日、鉄道国有法により国有化され、唐津線の駅となる。

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