このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉ゆかりの地


〜桃青寺〜

墨田区東駒形に桃青寺という寺がある。


芭蕉山桃青寺


寛永3年(1626年)、默宗和尚定林院開創。

芭蕉が数年間身を寄せていたという説がある。

 寛保3年(1743年)、芭蕉の五十回忌で 長谷川馬光 は芭蕉堂を建立し、芭蕉像と素堂像を安置した。

 延享2年(1745年)9月、白牛山定林院を芭蕉山桃青寺としたそうだ。

桃青寺本堂


臨済宗妙心寺派 の寺である。

先例之ごとく、今年、桃青寺 に馬光忌を執行して

墓にけふそゝぐは元の清水哉


宝暦2年(1752年)6月、白牛山東盛寺と改めたという。

本所原庭
 小堂  禪宗 白牛山東盛寺

寛保三五十回之節夢中庵破笠彫刻の肖像を安置夕可庵 馬光 造立芭蕉林に委


桃青寺で素堂忌、馬光忌、素丸忌、芭蕉忌が営まれていたようである。

素堂忌 三月十五日
 桜 二句吐
馬光忌 五月朔日
 郭公  ゝ
素丸忌 七月廿日
 名月  ゝ
芭蕉忌 十月十二日
 雪  ゝ

右例年本所ノ郷桃青寺におゐ(い)

『其日庵歳旦』(寛政11年刊)

長谷川馬光 の墓があるそうだ。

   七月廿日素丸遠忌

かつしかやなむ廿日月草の花


明治25年(1892年)6月、再び芭蕉山桃青寺に戻る。

蓮の花が咲いていた。


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