このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


稲妻にさとらぬ人の貴さよ

出典は 『己が光』 (車庸編)。

ある智識ののたまはく、「なま禅大疵の基」とかや。いとありがたく覚て

稲妻にさとらぬ人の貴さよ
   翁

「なま禅」は自分だけが悟った気でいる中途半端な禅。野狐(やこ)禅。

元禄3年(1690年)、芭蕉47歳の句。

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未ノとし」とする。

   稲つまにさとらぬ人の尊さよ

ある禅師のいはく、「吾さとれり會せりと思心、米一粒を百分となし、その一分あるたにもいまた實悟にあらす。三十棒の徒なり。実に大悟了の人は、悟れり證せりと思心、念底をつくして一点なし」とそ


群馬県高崎市の 若獅子神社

山梨県上野原市の 諏訪神社

新潟県魚沼市の 願念寺

熊本県八代市の 宗覚寺 に句碑がある。

若獅子神社の句碑


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