このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
芭蕉の句碑
文月や六日も常の夜には似ず
瀬波温泉
から村上市の石船神社に行く。
石船神社は
延喜式内社
。
石船神社由緒には境内に芭蕉の句碑が2基あると書いてある。
ひとつは参道の赤い鳥居の前にあった。
花咲て七日鶴見る麓哉
出典は『俳諧一橋』(清風編)。
貞亨3年(1686年)3月20日、
鈴木清風
の江戸の屋敷で開かれた歌仙の発句。
三月廿日即興
花咲て七日靍見る麓哉
芭蕉
懼(おぢ)て蛙(かはづ)のわたる細橋
清風
芭蕉が『奥の細道』の旅に出る3年前、43歳の時である。
文政4年(1821年)、建立
『諸国翁墳記』
に「翁 塚 越后岩舩郡岩舩町石舩大明神境内 行脚秋水建」とある。
参道を登ると、石船神社があった。
境内に芭蕉の句碑は見当たらない。
社務所で尋ねると、白い鳥居の上の招魂社にあると教えてくれた。
招魂社に登る途中、もうひとつの芭蕉の句碑があった。
文月や六日も常の夜には似ず
元禄2年(1689年)7月6日(陽暦8月20日)、芭蕉は柏崎から直江津にやって来た。
嘉永2年(1849年)4月、建立。
佐久間柳居は石船神社に句を奉納している。
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