このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


父母のしきりにこひし雉子の聲

上野原市上野原に 保福寺 (HP)という寺がある。


保福寺正門


 保福寺は中里介山の『大菩薩峠』の中で「甲州上野原の報(保)福寺、これを月見寺と唱えるのは、月を見る趣が変わっているからです」と書かれているそうだ。

正門の右側に「月見寺」の石碑がある。


『大菩薩峠』の作者である中里介山の真筆だそうだ。

「月見寺」の石碑の奥に芭蕉の句碑があった。


父母のしきりにこひし雉子の聲

出典は 『笈の小文』

貞亨5年(1688年)春、芭蕉が 杜国 と高野山を訪れて詠んだ句。

大正6年(1917年)4月15日、獅子門第9世佐藤児楽建立。

碑面は紀州 高野山の句碑 を写したもの。

高野山の句碑は安永4年(1775年)10月12日に建立。

栃木県岩舟町の 高勝寺 にも紀州高野山の句碑を写した句碑がある。

保福寺客殿


本堂は工事中

曹洞宗 永平寺派の寺である。

平成21年(2009年)11月に新本堂が完成予定だそうだ。

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