このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


折々に伊吹を見てハ冬ごもり

JR東海道本線 醒ヶ井駅 から柏原駅へ。

 中山道 柏原宿 を通って徳源院に向かう途中、柏原中学校の先で伊吹山が見えた。


芭蕉の句碑があった。


   大垣・千川亭にて

折々に伊吹を見てハ冬ごもり

出典は 『後の旅』 。「千川亭に遊て」と前書きがある。

 元禄4年(1691年)、芭蕉は京都から江戸に向かう途中で大垣に立ち寄り、 千川 亭に泊まった。

『笈日記』『泊船集』 には「伊吹をみてや」とある。

平成20年(2008年)3月、柏原学区史跡保存会建立。

 中山道柏原を通り、大垣の門人、(大垣藩士)岡田千川亭句会でこの句を詠んだ。

 そしてその3年後、大阪で51才の生涯を閉じた。

 この句は、初雪のあった伊吹山の、その後の降雪回数を数えながら冬支度を急ぎ、ひと冬を銀嶺の伊吹と共に送る、山麓の人々の気持ちをうまく捉えている。

 ただし伊吹を見て優雅に冬籠りする、千川へのほめ言葉との説もある。

 この同じ句碑は、他に滋賀県に2ヵ所、岐阜県に5ヵ所、愛知県に1か所ある。

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