このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


けふはかり人も年よれ初しくれ

 栗原市一迫真坂字南町の県道17号栗駒岩出山線(陸奥上街道)沿いに秋葉神社がある。


秋葉神社


祭神は火産霊命。

元和2年(1616年)勧請したといわれている。

「火防守護神」「火伏の神」として奉られている。

 元禄2年(1689年)5月14日(陽暦6月30日)、芭蕉は 一関 から陸奥上街道を南下、途中真坂で雷雨にあう。小雨の降る中を 岩出山 に向かった。

 真坂ニテ雷雨ス。乃晴、頓テ又曇テ折々小雨スル也。

『曽良随行日記』

社殿の手前右手に「時雨塚」があった。


出典は 『韻塞』 (李由・ 許六 共編)。

 元禄5年(1692年)10月3日、赤坂彦根藩邸中屋敷で開かれた五吟歌仙の発句と脇である。

けふはかり人も年よれ初しくれ
   蕉翁

野はしつけたる麦のあら土
   許六

寛政12年(1800年)3月、午夕建立。

右側面に午夕の句が刻まれている。

春雨も時にとりてやしくれ塚

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