このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
名月に麓のきりや田の曇
川越市富士見町の国道16号沿いに愛宕神社がある。
愛宕神社に芭蕉の句碑があった。
名月に麓のきりや田の曇
出典は
『続猿蓑』
(沾圃編)。
元禄7年(1694年)8月15日、伊賀上野「無名庵」で月見の宴を催した時の句。
同年10月12日、芭蕉は大坂で亡くなる。
安政4年(1857年)6月、三芳埜庵原葎斎建立。法眼薫斎正祐書。
石は根府川石。
愛宕神社の鳥居
鳥居の左手奥に「新確」の小さな句碑がある。
酒醒めて居り直すや筆はじめ
左側面に芭蕉の句が刻まれていた。
[蓬莱に聞]はや伊勢の初便
上部は欠落している。
出典は
『炭俵』
。「
立春
」と前書きがある。
元禄7年(1896年)立春、江戸で詠まれた句。
右側面に「斎正書」、裏面に「庚子」とあるから、天保11年(1840年)の建立と推測される。
愛宕神社
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