このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
木か久れて茶摘も聞くや杜鵑
大津から国道422号で伊賀に向かう途中、甲賀市信楽町宮尻の路上に芭蕉の句碑があった。
芭蕉の句碑
木か久れて茶摘も聞くや杜鵑
出典は
『炭俵』
。
元禄7年(1694年)夏、深川の
芭蕉庵
で詠まれた句とされる。
1998年2月、国道422号の改修工事完成を記念して建立。
信楽川の自然石である。
茶畑の上をほととぎすが鳴きながら飛び去っていった。茶摘女の姿は茶の木の間に隠れてよく見えないが、茶を摘みながらほととぎすの鳴き声を聞いたであろう。
時は元禄7年閏5月17日。伊賀上野を発ち、芭蕉の遠縁にあたる宮尻の片木藤兵衛宅に旅する途中、宮尻の茶畑でこの句を詠んだという。翁が去った後、道端の炭小屋の軒に、この句が残されていた。後に句碑にしたと伝えられている。
(この句は、元禄7年刊の
『炭俵』
に記載され、芭蕉晩年の作である。)
宮尻は朝宮茶の産地。
伊賀
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