このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
このあたり目に見ゆるものは皆すゝし
香取市大倉の国道356(利根水郷ライン)を行く。
JR成田線の線路越しに芭蕉の句碑があった。
このあたり目に見ゆるものは皆すゝし
出典は「十八楼ノ記」。
『笈日記』
に収録されている。
貞亨5年(1688年)6月8日、『笈の小文』の旅の帰路、岐阜の油商賀島善右衛門の別邸に招かれた際に詠まれた句。
嘉永4年(1851年)8月、建立。
碑陰に「峯斎白袋」・「森窓箕山」の句が刻まれているそうだ。
深山より洩れて尊き清水哉 峯斎白袋
凉しさを慰む松葉角力かな 森窓箕山
建碑者と思われるが、経歴は不明。
『諸国翁墳記』
に「
清水井 下総国香取郡大倉邑 側高大明神山下 峯斎白袋・森窓箕山
」とある。
安政5年(1858年)4月3日、赤松宗旦は側高明神の下の大倉新田に船を留めて泊まっている。
そば高明神の下大倉新
田江ふね寄て船の中に
とまる。
今夜空晴風なし。
赤松宗旦
『銚子日記』
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