このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


雲霧の暫時百景をつくしけり

沼津市西浦の旧家に芭蕉の句碑があるというので、訪ねてみた。


広い敷地の築山に芭蕉の句碑があった。


雲霧の暫時百景をつくしけり

出典は 『芭蕉句選拾遺』

貞亨元年(1684年)秋、 『野ざらし紀行』 の旅で詠まれた句。

『野ざらし紀行』には「 雰しぐれ富士をみぬ日ぞ面白き 」とある。

慶応3年(1867年)8月、穂麦庵社中建立。

 穂麦庵士敬は伊豆国君沢郡木負村の人。本名相磯半三郎。孤山堂卓郎に俳諧を学ぶ。

安政3年(1856年)、孤山堂卓郎から「穂麦庵」の庵号を受け、立机。

「穂麦庵」は芭蕉の句「 いざともに穂麦喰はん草枕 」からとったという。

 ここから富士山は見えない。句碑は以前旧道の富士山が見える所にあったが、道路の拡張で移転したのだそうだ。

西浦は西浦蜜柑で有名。

私は知らなかった。

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