このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
出羽三山巡拝句碑
黒岩五大尊
から越部川沿いに県道61号越生長沢線を行く。
道端に二輪草が咲いていた。
丁字路を右に入ると、津久根の桜堂がある。
桜堂の前に
古帳庵
句碑があった。
梅が香や見あぐる先も山つゞき
古帳女
鴬に物申したき在所かな
古帳庵
天保12年(1844年)3月、建立。
桜堂の先に津久根の八幡神社がある。
八幡神社
八幡神社の裏に八幡橋がある。
八幡橋際に松尾芭蕉の出羽三山巡拝句碑があった。
涼しさやほの三日月の羽黒山
加多羅礼努湯登迺仁奴良須當毛東迦那
(語られぬ湯殿にぬらす袂かな)
雲の峯いくつくつれて月の山
元禄2年(1689年)6月3日(陽暦7月19日)、芭蕉は
羽黒山
に登った。
6日に
月山
頂上まで登り、山小屋に一夜を明かして、7日には
湯殿山神社
に詣でた。
明治25年(1892年)9月16日、越生町や梅園村の人達が出羽三山に巡拝した記念に建立されたようだ。
昔は三山順礼土産に「權中納言藤原豊季書」といわれる石刷芭蕉句を買ってきたものだそうだ。
この句碑もあまり知られていない。
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