このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
こからしに岩吹き尖る杉間哉
いすみ市岬町鴨根に
清水寺
がある。
音羽山清水寺
本堂の手前左手に芭蕉の句碑があった。
こからしに岩吹き尖る杉間哉
出典は
『笈日記』
。
この句碑は文政9年(1826年)10月15日芭蕉翁百三十三回の遠忌を記念して、夷隅郡行川村(現夷隅町)の俳人里丸翁が発起人となって建立したものである。碑面には「木枯に岩吹き尖る杉間哉」と刻してある。これは芭蕉翁が三州(愛知県)鳳来寺で詠める作で、広く俳人間に知られた名句である。碑の裏面には(里丸翁の別号)里丸社中建立とあり、3段にわたり27人の俳人の名が刻まれてある。この建碑を記念して句集が刊行されている。有名な『杉間集』である。
石碑総高120センチ、幅55センチ。
夷隅郡教育委員会
2005年12月5日、夷隅町は大原町、岬町と合併し、いすみ市となった。
「(里丸翁の別号)里丸社中」の意味が分からない。
『杉間集』は有名ではないと思う。
『杉間集』
の木版刷和綴本及び里丸自筆原稿は「いすみ市指定歴史資料」。
『諸国翁墳記』
に「
杦間塚 上総国夷隅郡清水寺堺内 第一園里丸社中建立
」とある。
芭蕉の句碑
に戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください