このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
草臥て宿かるころや藤の花
柏崎市椎谷の国道352号沿いの高台に椎谷観音堂がある。
椎谷観音堂仁王門
仁王門の前に芭蕉の句碑があった。
草臥て宿かるころや藤の花
出典は
『笈の小文』
。
貞亨5年(1688年)4月11日、大和八木で詠まれた句。
芭蕉が奥の細道の行脚に出る前年、元禄元年(1688年)大和行脚での吟。一日中歩き疲れ、丹羽市(奈良県天理市)を経て八木付近に来て宿をとろうとした頃、ふと見ると、夕暮れの中に薄紫の藤の花が咲いている。その藤の美しさが心をいやし、何かしらほっとした気持にさせてくれたのを詠んだといわれている。
この句碑は、江戸の俳人巣也が、文政4年(1820年)俳句行脚でこの地に来て滞在中、椎谷観音堂で咲く藤の花を見て、土地の俳人武田岡右ヱ門とこの句を選んで建立したもの。
柏崎市
貞享5年9月30日、元禄に改元。
この句碑のもとに北陸自動車道
米山SA
(上り)にも芭蕉の句碑が建立された。
芭蕉の句碑
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