このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
草臥て宿かるころや藤の花
知人から北陸自動車道米山SA(上り)にある芭蕉の句碑の写真と説明が送られてきた。
草臥て宿かるころや藤の花
出典は
『笈の小文』
。
貞亨5年(1688年)4月11日、大和八木で詠まれた句。
昭和63年(1988年)7月20日、北陸自動車道全線開通を記念して建立。
今と違って、昔の旅は自分の足で、てくてくと歩くのみ。必要な荷物を背にして、一日中歩きくたびれて宿をとるころ、折から夕暮れの中に、薄紫の藤の花が夕日に映えて美しく咲いている。その藤の花房の美しさが、疲れた旅人の心をいやし、なにかしらほっとした気持ちにさせてくれる。しみじみとした旅愁そのものが感じられる。
この句碑のもとになるものは、柏崎市
椎谷観音堂
仁王門に設置されており、江戸末期に俳人巣也が建立したといわれている。
なかなか良い説明である。
平成元年(1989年)は、奥の細道旅立300年。
今後、北陸自動車道米山SA(上り)に立ち寄ることもなさそうな気がする。
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