このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
朝茶飲む僧静かなり菊の花
堅田漁港
から祥瑞寺へ。
祥瑞寺
臨済宗大徳寺派
の寺である。
「一休和尚修養地」だそうだ。
庭木が色付き始めていた。
静かな寺である。
芭蕉の句碑があった。
朝茶飲む僧静かなり菊の花
出典は
『芭蕉盥』
。
「
堅田祥瑞寺にて
」と前書きがある。
芭蕉翁は、元禄3年(1690年)の秋に、ここ祥瑞寺を訪れました。
早朝、お勤めを終わった禅僧がひとり静かにお茶を飲んでいます。
「僧静かなり」ということばからは、日々の厳しい修行に培われた僧の静かな心境が伝わってきます。
「菊の花」は、庭に咲いている菊の景色とともに、秋の朝のさわやかな気配を表わしています。
大津市
昭和31年(1956年)10月7日、祥瑞寺で第一回関西稽古会。
秋風や独潭和尚健在なりし
十月七日 関西稽古会、第一回。近江堅田祥瑞寺。途に走井
月心寺に立寄る。
『七百五十句』
森澄雄の句碑もあった。
秋の淡海かすみ誰にもたよりせず
平成2年(1990年)10月13日、『杉』創刊20周年に杉俳句会建立。
森澄雄
大正8年(1919年)、兵庫県に生まれる。
昭和15年(1940年)、『寒雷』創刊と共に加藤楸邨に師事。
昭和45年(1970年)、『杉』を創刊・主宰。
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