このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
をりをりに伊吹を見てや冬篭
彦根市高宮町の中山道沿いに高宮神社がある。
随神門
随神門の手前右手に庭園「笠砂苑」がある。
庭園「笠砂苑」内に芭蕉の句碑があった。
をりをりに伊吹を見てや冬篭
出典は
『笈日記』
。
『後の旅』
には「
伊吹をみては
」とある。
この句は元禄4年、芭蕉が48歳冬の作といわれ、芭蕉の門弟で弟が文鳥・兄は此筋の大垣の家千川亭に泊まって詠んだ句である。句の裏に建立年「嘉永三庚戌林鐘」とあり、その下方に45名の名前が刻されている。嘉永3年は1850年で、林鐘は陰暦6月の異称。筆蹟は
桜井梅室
。地元の俳人達がこの句碑を建立したもので、元は神門手前左側(現在の祓所跡)に存したが、昭和18年にこの地に移設した。
『諸国翁墳記』
に「
嘉永三戌林鐘 江刕高宮宿山王宮境内建之
」とある。
高宮神社拝殿
「久寿家」の前にも芭蕉の句碑があった。
をりをりに伊吹を見てや冬籠
1999年5月、馬場賢一建立。
中山道高宮宿
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