このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句


名月に麓の雰霧や田乃くもり

 津幡町太田の旧北陸道沿いの旧家に芭蕉の句碑があるというので、訪ねてみた。


旧家の庭に芭蕉の句碑があった。


名月に麓の雰霧や田乃くもり

出典は 『続猿蓑』 (沾圃編)。

 元禄7年(1694年)8月15日、伊賀上野 「無名庵」 で月見の宴を催した時の句。

文政4年(1821年)春、寺山丘陵麓に建立。

 当家は宝暦年代(1751〜1763年)より代々、加賀藩の山廻役に任命された名家で、大正10年(1921年)までは県道215号森本津幡線沿いの寺山丘陵麓に居住していたそうだ。

 昭和42年(1967年)晩秋、当家第十一代俊男氏によって現在地に移された。

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