このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


妙泉寺〜誤伝句碑

湯ヶ島温泉 から県道59号伊東西伊豆線を行き、国士峠を越える。

伊豆市原保に妙泉寺という寺がある。


永正山妙泉寺


日蓮宗 の寺である。

 妙泉寺は延文元年(1356年)日進上人が天野妙泉信女の篤信の帰依によって創建した。

 妙泉信女の篤信の徒であったので法名をそのまま寺名とした。

 永正年間(1504〜21)日経上人により中興されたので、山号を永正山と称した。

 本山は柳瀬の 実成寺 で興門派に属していたが、昭和16年(1941年)三宗派合同により日蓮宗となった。

伊豆市教育委員会

妙泉寺に樹齢400年以上の大イチョウがある。

大イチョウの下に句碑があった。


はつきりと有明残る桜かな

「はせを翁」と刻まれていたが、「 荷兮 」の句である。

出典は 『阿羅野』 (荷兮編)。

「西行上人五百歳忌に」と前書きがある。

「西行上人五百歳忌」は元禄2年(1689年)2月16日。

前日の2月15日は釈迦入滅の涅槃会である。

 昨夜の朧月が夜の明けた空に、はっきりと残って見える──。あの西行法師が「願わくは」と歌った桜が満開である。

元治元年(1864年)3月、建立。

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