このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
芭蕉の句碑
草臥て宿かる比や藤の花
橿原市八木町に八木地区公民館がある。
八木地区公民館前に芭蕉の句碑があった。
草臥て宿かる比や藤の花
昭和54年(1979年)5月10日、橿原市建立。
この句は芭蕉が貞享5年(1688年)4月11日(旧暦)
『笈の小文』
の旅で八木町の宿に1泊した時のものである。当時の八木の宿は街道街、市場町としての性格を見せていた模様であるが、芭蕉の宿泊したところも全く不明というよりないが、旅籠の発展したのは八木町札の辻界隈であり、今もなおその面影を留めているので、この付近であったと見て大差はないであろう。
橿原市教育委員会
「札の辻」は、東西が伊勢街道に通じる「横大路」、南北が平城京から南下する「中街道(下ツ道)」の交差点。
八木町札の辻界隈
丹波市で詠まれたという説もある。
大和行脚のときにたむは市とかやいふ處にて日の暮かゝりけるを藤の覺束なく咲こほれけるを
草臥て宿かるころや藤の花
『泊船集』(風国編)
芭蕉の句碑
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