このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑


いさゝ羅は雪見に古ろふ處万天

長野県飯田市伝馬町に善勝寺という寺がある。


善勝寺に芭蕉の句碑があった。


いさゝ羅は雪見に古ろふ處万天

出典は 『花摘』 (其角著)。

 貞亨4年(1687年)、『笈の小文』の旅の途中、名古屋の風月堂で詠まれた句である。芭蕉44歳の時のこと。

宝暦6年(1756年)6月12日、五葉庵連中建立。雲裡坊書。

 宝暦6年(1756年)、 雲裡坊 は五葉庵長瀬素人の招きで来飯。善勝寺で一座千句興行を開く。

一志免(ひとしめ)り若葉のつやに首途かな   雲裡

『諸国翁墳記』 に「雪見塚 信州飯田善勝寺在 五葉庵連中建」とある。

長野県では佐久市の 「恋 塚」 に次いで3番目に古い芭蕉の句碑である。

寛政9年(1797年)5月16日、素人は81歳で没。

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