このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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牧水歌碑

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旧白沢村

国道120号の老神温泉入口を左折して、旧白沢村に向かう。


栗生トンネルを抜けると、旧白沢村。


左手前に若山牧水の歌碑があった。


なほ書きつける一首   酔牧

相別れわれは東に君は西にわかれてのちも飲まむとぞおもふ

昭和43年(1968年)9月、白沢村建立。

 2005年2月13日、白沢村は利根村と共に沼田市に編入。沼田市白沢町となった。

 『牧水歌碑めぐり』(大悟法利雄著)、『若山牧水歌碑インデックス』(榎本尚美、篁子夫妻著)共に未収録であるが、全国で55番目の牧水碑にあたる。

 大正11年(1922年)10月25日、若山牧水は 老神温泉 に泊まる。翌朝立とうとすると、ひどい雨。K−君は飛び出して番傘を買ってきた。

 さう言ふとK−君は飛び出して番傘を買つて來た。私もそれに頼んで大きな油紙を買つた。そして尻から下を丸出しに、尻から上、首までをば僅かに兩手の出る樣にして、くるくると油紙と紐とで包んでしまつた。これで帽子をまぶかに冠れば洋傘はさゝずとも間に合ふ用意をして、宿を立ち出でた。そして程なく、雨風のまだ全くをさまらぬ路ばたに立つてK−君と別れた。彼はこれから沼田へ、更に自分の村下新田まで歸つてゆくのである。


牧水は番傘に酔筆をはしらせた。

K−君の買ってきた番傘


沼津市若山牧水記念館 にある。

K−君は生方吉次君。

舒林寺 に番傘の歌碑がある。

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