このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

牧水歌碑
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城山公園

延岡市本小路に 城山公園 がある。


北大手門


三の丸跡に向かうと左手の梅林に若山牧水の歌碑があった。



なつかしき城山の鐘鳴りいでぬをさなかりし日聞きしごとくに

昭和10年(1935年)3月17日、建立。21日、除幕式。

 若山牧水 は、明治18年8月24日、宮崎県東郷町坪谷に生まれました。村の尋常小学校を終えると、10里ほど離れた延岡市の高等小学校に入り、新設された県立延岡中学校を卒業して、早稲田大学英文科に進みました。

 延岡での8年間の青春は、山紫水明の自然と良き師友に恵まれ、将来天下に名を成す歌人として素養を培われました。

 この歌は、昭和2年7月24日、台雲寺で詠んだもので、昭和10年春、全国3番目の牧水歌碑として建てられました。

 毎年、春分の日に歌碑まつりが行われます。

延岡観光協会

 ちなみに牧水の歌碑の第1号は沼津の 千本浜公園 、第2号は小諸の 懐古園 石垣の歌碑。

 牧水門下や縁故の人々が主になってこの牧水歌碑を城山に建てることになったのは七周忌に当る昭和九年で、翌年春にはそれが竣工、 喜志子 夫人を迎えて三月二十一日に盛大な除幕式が行なわれた。碑石は市内小野寺畑の山間にあった高さ二メートルあまりの自然石で、その美しい襞の走った表面に、特色のある牧水の書体で歌が適当に散らして刻まれている。台座というほどのものもない極めて素朴な歌碑で、裏には「昭和十年三月十七日建之、牧水歌碑建設会」とだけ簡単に刻まれているが、主唱者は古くから門下だった谷自路(次郎)と越智渓水の二人、共に故人で、現在では牧水碑の両側に二人の歌碑も建てられている。

『牧水歌碑めぐり』(大悟法利雄著)

右隣に立つ谷自路(次郎)の歌碑


石の面(も)に樹々に冬日の照り沁みて凪ぎはてし庭に山茶花の散る

昭和27年(1952年)3月17日、建立。

左隣に立つ越智渓水(通規)の歌碑


家にゐてものおもふことの愚かさよやまに来たれば良き日なりけり

昭和43年(1968年)7月21日、建立。

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