このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新年の旅日記

石岡神社〜芭蕉の句碑〜
indexにもどる

愛媛県西条市氷見乙に石岡(いわおか)神社がある。

大鳥居


平成18年(2006年)3月、建立。

大鳥居の右手に芭蕉の句碑があった。


ふらずとも竹うゑる日は蓑と笠

出典は 『笈日記』 (大垣部)。「竹  木因」と前書きがある。

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未とし」とする。

参道の民家の庭に枝垂れ梅が咲いていた。


二の鳥居


石岡の地名の由来

橘の島にしあれば河遠み曝さで縫いしわが下衣

右の歌はおよそ1700年程前に神功皇后がこの地橘島に上陸された時に読まれた歌と伝えられる。皇后は新羅(朝鮮)征討の祝いをこの地で行ったとされ、この地が祝いが岡と言われ、やがて石岡(いわおか)となった。

石岡神社社叢


 天正13年(1585年)小早川隆景がこの台地に布陣して、高尾城を攻めた時、付近一帯に火を放ったと伝えられているが、此処に茂る社叢の中には当時の樹木も残されていると思われます。

石岡神社社殿


社殿の左手に石榑千亦(いしくれちまた)の歌碑があった。


故さとの八幡の社の木のめたつ舳先に光り近々と見ゆ

 明治2年(1869年)8月26日、石榑千亦は伊予国新居郡桶村に生まれる。本名辻五郎。旧姓横井。佐佐木信綱の門人。

昭和17年(1942年)8月22日、74歳で死去。



このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください