このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

今年の旅日記

諏訪神社〜6人の句碑〜
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愛南町城辺甲矢の町に諏訪神社がある。

入口の左手に六角柱に6人の句を刻んだ碑があった。

正岡子規 の句


可ら鮭や市耳かく連天貧尓處す
(からさけやいちにかくれてひんにしょす)

明治30年(1897年)の句。

『子規全集』(第三巻) 「俳句稿」 (明治三十年 冬)に所収。

こちらが正面であろう。

夏目漱石 と芝不器男の句


竹一本葉四五枚に冬近し
   漱石

泳ぎ女の葛隠るまで羞ぢらひぬ
   不器男

漱石の句は、大正4年(1915年)11月の作。

大正5年(1916年)12月9日、49歳で没。

芝不器男は松野町出身。

昭和2年(1927年)の句。

昭和5年(1930年)2月24日、26歳で没。

右側から

富澤赤黄男と松根東洋城の句


蝶墜ちて大音響の結氷期
   赤黄男

う多は連天孤高をかしや樓二月
   東洋城

左側から

河東碧梧桐 の句


時鳥川上へ啼移る朝乃窓あけて居る

『碧』 (大正13年)に「時鳥川上へ鳴きうつる窓あけてをる」とある。

背面は、うまく写真が撮れない。

我が文化の先人を頌徳し、ご当地の更なる発展を祈念して本碑を建立す

昭和62年(1987年)11月、伊予拓本研究会建立。

諏訪神社の石段


諏訪神社




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