このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新年の旅日記

弁財天宮〜一茶の句碑〜
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新居浜市西の土居町2丁目のトリム広場入り口に弁財天宮がある。


平成元年(1989年)12月、再建。佐野長太郎寄進。

御茶屋の由来

此の附近の地名を「御茶屋」と呼ぶ。その故は天正の昔、城下の御茶屋の在りし処と伝えられている。亦、近くにお寝間という場所も今に残っている。

山麓からは良質の石清水が湧き出て、往時から名水として茶の湯に用いられている。

   金子城主金子備後守元宅公四百回忌

弁財天宮に 一茶の句碑 があった。


帳閉る加勢もせずに旅寝とは

 寛政7年(1795年)1月10日、一茶は入野の暁雨館を発って新居浜の騎龍亭に泊まっている。

十日、二里半ほど、新浜、騎龍亭に泊。

   帳閉(とづ)る加勢もせずに旅寝とは


 商家では「帳祭」といって、正月11日に、その年に用いる諸帳簿を綴じて祝う習慣があったそうだ。

騎龍は本名高橋彦三郎。新居浜市東町の豪商。屋号米田屋。

明和7年(1770年)、父長左衛門の家業を継ぐ。

当時一茶は33歳、騎龍は45歳であった。

文化12年(1815年)、逝去。

平成元年(1989年)12月、佐野長太郎建立。真蹟拡大。

騎龍の句

雉子鳴やわか菜に行し縄手道


秋山みさ子の句碑もあった。


泉湧く元宅ゆかりの御茶屋谷

JR予讃線新居浜駅特急「しおかぜ15号」




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