このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
『奥の細道』
〜東北〜
〜芹沢の滝跡〜
須賀川市五月雨に「芹沢の滝跡」があるというので、行ってみた。
芹沢の滝跡
「おくのほそ道」の旅で松尾芭蕉と河合曽良の2人は、元禄2年4月22日(陽暦6月9日)、須賀川に至り、
相楽等躬
宅に7泊した。
歌仙を2巻まき、神社やお寺を参拝したが、4月27日には「芹沢の滝」を訪れた。(曽良
『俳諧書留』
)
「芹沢の滝」は、丘陵地の小川が滝をなしている所で、芭蕉たちが訪れた日は、連日の雨で滝の水かさも多く壮観であったと想像される。
「芹沢の滝」は、もともと現在の場所から東南へ50メートル程の場所にあったが、県道改良工事のため、平成4年11月に移設された。
須賀川市教育委員会
『曽良随行日記』に「
一 廿七日 曇。三つ物ども。芹沢ノ滝ヘ行。
」とある。
「芹沢の滝跡」に
市原多代女
と山辺清民の句碑があった。
往古の五月雨の滝これそ此
齢八十六 多代
五月雨を田に引瀧の水かさ哉
清民
文久元年(1861年)、建立。
山辺清民の祖先にあたる山辺玉水は相楽等躬の門人。父の山辺応之は二階堂桃祖の門人。
慶応3年(1867年)、75歳で没。
門人に道山壮山がいる。
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