このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

私の旅日記2013年

廣嚴寺〜楠木正成〜
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神戸市中央区楠町に廣嚴寺という寺がある。


醫王山廣嚴寺楠寺


臨済宗 南禅寺派の寺である。

本尊は薬師如来。

楠寺として知られている。

 元徳元年(1329年)、後醍醐天皇の勅願により創建。

 建武3年(1336年)5月、楠木正成が当寺に参り、湊川の戦いに臨んだという。

 元禄5年(1692年)、 水戸光圀 は「嗚呼忠臣楠子之墓」の碑を建立。

楠公の一族十三人、士卒六十余人、この寺に入りて、建武三年五月二十五日戦死す。禅師すなはち遺骸を路傍に葬むる。今の墓碑の地なり。

『摂津名所図会』

 明治5年(1872年)、 湊川神社 の創建。光圀の「嗚呼忠臣楠子之墓」の碑は湊川神社境内に移された。

廣嚴寺に芭蕉の句碑があった。


   鉄肝石心此人之情

なでしこにかゝる涙や楠の露

出典は 『芭蕉庵小文庫』

『蕉翁句集』 (土芳編)は「元禄四未とし」とする。

摂州福原神戸二茶屋社中建立。

享保6年(1721年)、田中千梅は廣嚴寺を訪ねている。

うしろの里に医王山広厳寺 あり則正成自害の地也本尊は薬師如来楠信仰の毘娑(ママ)門正成鎧の像同筆蹟軍配団采幣串等是を見る


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