このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
2019年の旅日記
月読神社
〜高浜虚子の句碑〜
桜島フェリーで桜島へ。
料金は160円。市電よりも安い。
桜島港フェリーターミナルを出ると、高台に月読神社がある。
月読神社の鳥居
和銅年間(1280余年前)の創建設と伝えられる。島津家久公によりにより、旧社地西桜島村赤水宮坂に鎮座。その後、二十七代の国主島津斉興
(なりおき)
公家臣吉田氏の尽力により、正一位の神階をわり明治6年6月、県社となる。
月読神社の社殿
土俗口碑に依れば月読神社の正祀である月読命出生の地は桜島であると云われる。此のお社は、古来西桜島村(現桜島町)赤水字宮坂に鎮座して居たのであるが、大正3年(1914年)1月12日の大爆発の際社殿及び敷地の悉くが熔岩に埋没したので、御神体を一時仝村武に遷し、更に昭和14年11月此の地に社殿の新築に着手し、翌昭和15年8月4日遷座したのである。
社殿裏の溶岩の上に高浜虚子の句碑があった。
昭和3年(1928年)10月10日、
高浜虚子
は桜島に遊ぶ。
熔岩の上を跣足
(はだし)
の島男
昭和三年十月十日 薩摩に赴き、桜島に遊ぶ。
『五百句』
高浜虚子の句碑
熔岩に秋風の吹きわたりけり
昭和32年(1957年)、俳誌『郁子
(むべ)
』100号を記念して建立。
虚子の自筆である。
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