このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
街 道
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東海道
高輪大木戸跡
港区高輪の国道15号沿いに高輪大木戸跡がある。
高輪大木戸跡
史跡
高輪大木戸跡
高輪大木戸は、江戸時代中期の宝永7年(1710年)に芝口門にたてられたのが起源である。享保9年(1724年)に現在地に移された。現在地の築造年には宝永7年説・寛政4年(1792年)など諸説がある。
江戸の南の入口として、道幅約6間(約10m)の旧東海道の両側に石垣を築き、夜は閉めて通行止とし、治安の維持と交通規制の機能を持っていた。
天保2年(1831年)には、札の辻(現在の港区芝5の29の16)から高札場も移された。この高札場は、日本橋南詰・常磐橋外・浅草橋内・筋違橋内・半蔵門外とともに江戸の六大高札場の1つであった。
京登り、東下り、伊勢参りの旅人の送迎もここで行われ、付近に茶屋などもあって、当時は
品川宿
に至る海岸の景色もよく、月見の名所でもあった。
江戸時代後期には木戸の設備は廃止され、現在は海岸側に幅5.4m、長さ7.3m高さ3.6mの石垣のみが残されている。
四谷大木戸は既にその痕跡を止めていないので、東京に残された、数少ない江戸時代の産業交通土木に関する史跡として重要である。震災後「史跡名勝天然記念物保存法」により内務省(後文部省所管)から指定された。
東京都教育委員会
史跡
高輪大木戸跡
昭和3年2月 文部大臣指定
昭和7年3月 建設 東京市
享和年間
伊能忠敬
が全國を測量するに當り此處を其の起點とした事は著名である。
昭和18年(1943年)7月1日、東京都制施行。
東京市は廃止された。
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