このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

街 道


北国街道善光寺常夜燈

丹波島宿 から丹波島橋を渡ると、常夜燈があった。


善光寺常夜燈


文政3年(1820年)、建立。

丹波島の渡し

 渡し船は川を横断して綱を張り、船頭はその綱を手繰って客を渡したそうだ。

 寛政3年(1791年)3月26日、 小林一茶 は「丹波島の渡し」が舟留めで、「小市の渡し」へ廻る。

 十八日 千曲川を渡らんとするに、水満々と杪(こずゑ)を浸して、空とひとつに渺々たり。

「きえていく日(か)の峰のしら雪」今も流るゝにや。舟留りたれば、小市といふ渡りへ廻。

五月雨や雪はいづこのしなの山


「千曲川」は「犀川」の誤り。

 文化7年(1810年)5月15日、一茶は丹波島が船留めで松代へ廻った。

 一五 晴

丹波島船留とあれば松代へ廻るに、大信寺といふに嵯峨釈尊開帳と聞て立よる。さはりありていまだ始らず。

『七番日記』(文化9年11月)

 文政7年(1824年)5月、 川村碩布 は丹波島を渡り「善光寺詣」をしている。

 丹波嶌 わたりなし、川に添てのぼる。二里ばかりにしてさとあり。

船頭も田植して居る小市かな


明治6年(1873年)、民営有料の船橋ができる。

明治23年(1890年)、県営の木橋が架けられる。

平成5年(1993年)、現丹波島橋が完成した。

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