このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

芭蕉の句碑

『奥の細道』   〜東北〜


〜月の輪大橋〜

 県道4号福島保原線を ローソン福島鎌田愛宕前店 で左折して、月の輪大橋を渡る。


南に信夫山


平成7年(1995年)7月、月の輪大橋竣工。


早苗とる手もとやむかししのぶ摺

阿武隈川


橋名の由来

 「月ノ輪」の称は、この阿武隈川が蛇行を繰り返した際、三ヶ月形に残った湖を呼んだもので、鎌田地区内の地名にも残っている。

 元禄2年(1689年)5月2日、松尾芭蕉は「奥のほそ道」行脚で、門人曾良と共に 文知摺 を訪ね名句を残した。その帰途、「月の輪の渡し舟」で阿武隈川を渡り、瀬上へと向かっている。

 その歴史ある渡し場にちなみ、この橋を「月の輪大橋」とした。

阿武隈急行の電車が見える。


福島ヨリ東ノ方也。其辺ヲ山口村ト云、ソレヨリ瀬ノウヱヘ出ルニハ月ノ輪ノ渡リト云テ、岡部渡ヨリ下也。ソレヲ渡レバ十四、五丁ニテ瀬ノウヱ也。山口村ヨリ瀬ノ上ヘ弐里程也。

『曽良随行日記』

月の輪大橋を渡ると、瀬上。

奥の細道に月の輪のわたし を越てとある所なり

かはる瀬の月の輪のわたり梅の花


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