このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

虚子の句碑

冬山路俄かにぬくきところあり



 昭和19年(1944年)11月12日 小諸の小山栄一宅で信州俳句大会。

冬山路俄にぬくき所あり

我さむき訪ひ集ひくる志

      十一月十二日 信州俳句大会。小諸、小山栄一宅。

『六百句』

 千曲市磯辺の故和田南星邸に高浜虚子の句碑があるというので、訪ねてみた。

故和田南星邸の前庭に虚子の句碑はあった。

ほとんど庭木に埋もれていた。


冬山路俄かにぬくきところあり

碑陰に南星の句が刻まれていた。

落葉焚く言葉少なき山の人

 同年11月25日、戸倉温泉のみやこ屋で「虚子入信記念俳句會」が開かれた。

聞き役の炬燵話の一人かな

      十一月二十五日 戸倉温泉。長野ホトトギス会。

『六百句』

 長野の人々の主催で「虚子入信記念俳句會」といふのが十一月二十四日から二十五日にかけて、戸倉温泉のみやこ屋で開かれた。長野、小諸蓼科其他地方の人々に、折柄來諸してゐた年尾も加はつた。

『小諸雜記』(小諸去り難し)

南星の句は、その時に詠まれたものである。

昭和58年(1983年)、南星・としお建立。

 戸倉上山田中学校に「平成二年仲秋、和田南星寄贈」の虚子の句碑「山国の蝶を荒しと思はずや」があるはずだったが、校舎改築中で分からなかった。

句 碑


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