このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
句 碑
夏目漱石の句碑
生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
岡山市の京橋西詰め周辺の旭川緑道沿いに「文化の小径」がある。
「文化の小径」に夏目漱石の句碑があった。
生きて仰ぐ空の高さよ赤蜻蛉
夏目漱石は明治43年6月上旬、小説『門』の脱稿前後、継続する胃の痛みを胃潰瘍と診断され入院しました。7月末に退院し、門下の松根東洋城の勧めで、8月6日から
修善寺
温泉の「菊屋」に転地療養に出掛けました。しかし、退院後も胃痙攣は続き、8月24日夕刻から急変、胃潰瘍による大量吐血で、一時生死の境を彷徨いました(修善寺の大患)。
この句は、辛うじて回復した漱石が、9月24日、世話になった周囲の人々に感謝しながら、無数の赤蜻蛉が飛び交うどこまでも高い秋の空を眼にし、しみじみと生きている感慨を詠んだ句です。
この句の碑は
善光寺
にもある。
句 碑
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