このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

草薙温泉「臨江亭滝沢屋」
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月山弥陀ヶ原 から羽黒山に戻り、県道45号立川羽黒山線を行く。

右折して国道47号に入る。


最上川沿いに、草薙温泉がある。

 明治12年(1879年)、草薙温泉開湯。現在の国道47号を開削した時に湧出した温泉である。

草薙温泉「臨江亭滝沢屋」


日帰り入浴は500円。

見晴らし大浴場


誰もいない。

窓から最上川の雄大な流れが見える。

源泉名は滝沢屋源泉。泉質は単純温泉。泉温は41.7℃。

臨江亭滝沢屋」は若山牧水宿泊の館。

臨江亭滝沢屋」旧館の玄関前に歌碑があった。


   歌人若山牧水宿泊の宿 大正7年7月

最上川岸の山群むきむきに雲籠るなかを濁り流るゝ

中高にうねり流るゝ出水河最上の空は秋くもりせり

 大正6年(1917年)8月6日、若山牧水は秋田から東京に帰る途中、新庄から酒田に向かう汽車の中で詠んだ歌である。

 大正7年(1918年)7月発行の若山牧水第11歌集『さびしき樹木』に収録されている。

昭和59年(1984年)、建立。

「ホテルニュー白糸」は休業。


正岡子規の句碑 があった。


朝霧や四十八瀧下り船

昭和31年(1956年)9月19日、建立。

山口誓子 は草薙の河畔で子規の句碑を見ている。

 私は草薙に上陸し、臨江亭から最上川を見つづけた。流れは実に早かった。

 草薙の河畔にも子規の句碑がある。

   朝霧や四十八瀧下り船

 「はて知らずの記」に載っている。

『句碑をたずねて』 (奥の細道)

戸澤藩船番所 へ。

2011年、「臨江亭滝沢屋」は営業を停止したようだ。

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