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私の旅日記
龍原寺
〜「蓑塚」〜
臼杵市福良平清水の県道33号臼杵停車場線沿いに龍原寺という寺がある。
紫雲山花楽院
龍原寺
浄土宗
総本山知恩院末寺
慶長5年(1600年)創建
後陽成天皇の御宇慶長5年当寺開山円誉上人は領主の船長南與大夫の便船にて下向あり上人の高風を慕い乞により其の家に留錫す
領主の稲葉右京貞通公は上人の高風に感じ龍ヶ渕(現今の古名なり)を埋め一宇を創建せり
本堂の右手に「蓑塚」があった。
翁塚
古池や蛙飛こむ水乃音
出典は『蛙合』(仙化編)。
貞亨3年(1686年)春、
深川芭蕉庵
で詠まれた句。
寛政5年(1793年)10月12日、芭蕉の百年忌追善に建立。
「追祀碑塚」があった。
蕉翁百五十回忌追祀碑
芭蕉翁桃青者俗姓稱松尾忠左衛門宗房稚于伊賀上野仕藤堂家其為人也嗜俳諧覺出離生死夢悟眞如實相月薙髪染衣參禪于快川國師訪問於雲水徘徊於風流構廬於武之深川居焉不幾而巡諸洲致攝之浪華終於是葬骸於江之粟津月日子邁及百回忌乃我藩之好俳諧者其建蓑塚於龍源精舎祀焉今茲天保十四年玄月十二日又當百五十忌日余亦以傳道継業聊欲報其徳而招當寺主蒼譽上人身腹香華薪水之勞欽慕古之風藻以継其祀於墳前亦慎終追遠之意也庶幾當厚畏之萬一
秋風葉易傷迅速是無常不朽名兼石芭蕉萬世芳
霜を経て幾世芭蕉の朽もせす
蕉門七世詞宗無々庵櫻翁撰並書
天保14年(1843年)9月12日、芭蕉の百五十回忌に建立。
龍原寺三重塔
県指定有形文化財
龍原寺三重塔
この塔は、臼杵が生んだ名匠高橋団内が、奈良や京都の古寺をめぐり、古い塔の長所をとり入れた理想的な三重塔の図面を引き、それを基に弟子の坂本荘右衛門が監督し、建物を完成させました。工事は、嘉永元年(1848年)から10年の歳月をかけて行われ、安政5年(1858年)に竣工しました。総高21.8メートルをはかる九州でも数少ない江戸時代の塔です。内部には、聖徳太子の像が安置されています。
臼杵市・臼杵市教育委員会
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