このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
私の旅日記
光孝寺
〜種田山頭火の句碑〜
唐津市佐志南の国道202号線(唐津バイパス)沿いに光孝寺という寺がある。
参道の坂道を上ると左手に観音像がある。
観音像の前に
種田山頭火の句碑
があった。
風の中声はりあげて南無観世音菩薩
昭和5年(1930年)11月22日、下関で詠まれた句。
昭和7年(1932年)1月22日、
山頭火
は佐志に泊まっている。
一月廿二日 晴、あたゝかい、行程一里、佐志、浜屋(二五・上)
誰もが予想した雨が青空となつた、とにかくお天気ならば世間師は助かる、同宿のお誓願寺さんと別れて南無観世音菩薩。……
こゝで泊る、唐津市外、松浦潟の一部である、このつぎは唐房——此地名は意味ふかい——それから、湊へ、呼子町へ、可
(マヽ)
部町へ、名護屋へ。
『行乞記(二)』
昭和59年(1984年)12月21日、建立。
大山澄太
揮毫。
『山頭火句碑集』(防府山頭火研究会)によれば、50番目の山頭火句碑である。
仁王門
臨済宗
南禅寺派の寺である。
仁王門を入ると、山頭火の句が書かれていた。
日ざかりのおじぞうさまのかおがにこにこ
『草木塔』
収録の句である。
本堂裏の庭園
わずかに色づいていた。
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