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私の旅日記
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2009年
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慈光寺
〜花巡り〜
2006年2月1日、玉川村と都幾川村が合併して、ときがわ町となった。
ときがわ町西平に
慈光寺
(HP)という1300年の歴史があるお寺がある。
最寄り駅はJR八高線「明覚」だが、東武鉄道越生線「越生」の方が便がいい。
500円の「1日ツアーチケット」で越生駅から「役場第二庁舎前」行に乗車し、役場第二庁舎前で「日向根」行へ乗り換える。慈光寺入口から慈光寺までバスもないわけではないが、天気も良いことだし歩くことにする。
バスを下りたのは私一人。当然歩いているのも私だけ。
女人堂があった。
染井吉野が満開。
女人堂から本堂まで30分の坂道を上る。
三葉躑躅
菫が点々と咲いていた。
著莪
(しゃが)
青石塔婆
埼玉県指定文化財である。
木の幹に埋もれるようにして芭蕉の句碑があった。
あかあかと日はつれなくもあきの風
元禄2年(1689年)7月、『奥の細道』の旅で金沢から小松へ向かう途中に詠まれた句である。
隣の小川町の俳人たちによって建立されたようだ。
『諸国翁墳記』
に「
赤日塚 同比企郡慈光寺建 東都宗明
」とある。
紫華鬘
(むらさきけまん)
が咲いていた。
紫華鬘を見るのも久し振りだ。
枝垂れ桜
開山堂
天武天皇の白鳳2年(673年)、釈道忠慈光寺を開山。
開山堂は国指定重要文化財慈光寺開山塔の覆堂である。
花に埋もれた鐘楼
春爛漫である。
平成2年(1990年)、鐘楼再建。
銅鐘
寛文3年(1245年)5月18日、鋳造。
国指定重要文化財である。
阿弥陀堂
慈光寺本堂である。
都幾山慈光寺は
坂東三十三観音霊場
9番札所。
天台宗
の寺である。
二輪草が咲いていた。
一輪でも二輪草。
観音堂
本尊十一面千手千雁観音が祀られている。
文化14年(1817年)、
十返舎一九
は『金草鞋 十編』(坂東順礼之記)で慈光寺のことを書いている。
毛宇といふより生越、大野といふにいたる。この所より秩父の四万部
(しまぶ)
へ三里半あり。大野より武蔵の慈光寺へ一里あり。○第九番の札所、千手観音、行基菩薩の作。御詠歌
きくからにだいひ大じのじくハう寺 ちかひもともにふかきいハどの
観音堂から急な石段を下りる。
帰りのバスの時間になってしまった。
バスに乗ったのは私一人だけ。
黒岩五大尊
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